毎年5月上旬、アメリカ・ニューヨークで開催されるOne Showは、The One Club for Art & Copyという非営利組織によって運営されている。
One Clubの起源は1920年代に遡る。その頃ニューヨークで設立された2つの団体、The Art Directors ClubとThe Copy Clubが長い間各々運営
していた広告賞を1974年、「一つ(One)」に統合し、第一回のOne Showを共同開催した。これをきっかけに、翌年の1975年、統一した組織で運営して
いくためにOne Clubが設立された。現在はコピーライターやアートディレクターを中心に、1,000人の会員がいる。
One Clubは、広告における卓越したクリエーティブの「技」を称え、クリエーティブの価値を高めることをミッションとし、その活動の一環として、
世界の広告業界の中でも高い評価を受けているOne Showを開催している。One Showでは、世界の一流クリエーティブ・ディレクターが審査員を
務め、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、屋外広告、公共広告といった部門で、卓越したアートディレクションとコピーライティングが表彰されている。
多くの広告賞が、クリエーティブ・ディレクターを初めとするチームへの評価を主眼としているのに対し、One Showではコピーライターや
アートディレクターといった個人の技能に評価を与えている。受賞のトロフィーは、クリエーティビティのシンボルともいえる「ペンシル(鉛筆)」。
One Showのペンシルを受賞することは、格別の意味を持ち、広告業界における成果の頂点を象徴するとされている。
今年からGreen Pencilという環境に貢献した作品に与えられる賞が開設された。 |