英国の非営利団体D&ADとともに開催するD&AD賞展は、今年で4回目を迎えます。半世紀に近い歴史を刻むD&ADは、 常に、革新的なクリエーティビティや斬新なアイデアに注目し、次の時代を切り拓く優れた作品を顕彰し、また未来をになう 人材の育成に貢献されてきました。 D&ADのゆるがぬ姿勢のもとで選考されるD&AD賞は、数多くの国際的広告賞の中でも審査の厳しさに定評があり、とりわけ最高賞のブラック・ペンシルは、世界で最も難関の賞といわれています。 本年度のブラック・ペンシルは、メディアやコミュニケーションが大きく変わっている時代を反映し、従来とは全く異なる発想 から生まれたコミュニケーションやキャンペーンが受賞しています。また、オーストラリアや南アフリカからの作品が初めてブラック・ペンシルを獲得したことも、今年の特徴といえましょう。 本展でご紹介する受賞作は、例年にも増してD&ADならではのシャープな視点が感じられるイノベーションに満ちています。困難な環境にあっても新しい時代を切り拓いていくクリエーティビティをお届けしたいと存じます。
広告とデザインの卓越したクリエーティビティを目指すD&AD賞展にようこそ。 D&ADは、1962年以来、あらゆるコミュニケーション分野に関しクリエーティビティに富んだ作品を顕彰し、世界にご紹介してまいりました。 2010年度は、最高賞であるブラック・ペンシルが5作品に、また、イエロー・ペンシルが42作品に授与されました。これらの作品はいずれもクリエーティビティを新たな高みへと押し上げるものですが、今年もここ数年来の傾向と同様、クリエーティビティの境界線を書き換えるものとなっています。これは、新しいコミュニケーション・チャネルが既成のものに取って代わっていることを反映しているからだと申せましょう。例えば、グラフィック部門でブラック・ペンシルを受賞した作品は、紙切れ同然となったジンバブエ紙幣にスタンプを押しただけのものですし、また、2部門でブラック・ペンシルを獲得した作品は、広告キャンペーンではなく‘世界中で一番素晴らしい仕事’と称した求人活動をネット中心に展開したものです。 プロジェクター社制作の「ユニクロック」が日本の作品として初めてブラック・ペンシルを受賞してから2年が経ちましたが、日本からの応募数は増えており、審査員たちはその作品のレベルの高さや革新性を高く評価しています。本年度の年鑑には、17点の日本の優秀作品が掲載されますが、それらは、環境、グラフィック、書籍デザイン、ブランディング、デジタル広告やモバイルマーケティングなど多岐の分野にわたっています。 D&AD賞 2010展をどうぞお楽しみいただけますように。そして、次回はぜひあなたも応募して下さい。 最後に、D&ADを代表し本展開催にご尽力いただきました(財)吉田秀雄記念事業財団とアド・ミュージアム東京にお礼申し上げます。
D&ADは、イギリスのデザイン、広告、クリエーティブ界を代表する国際的な非営利団体です。1962年に創設され、以来、次世代への教育に尽力し、 ビジネスにとって創造性や革新性、ユニークな発想やアイデアがいかに重要であるかを提唱してきました。 設立の翌年から始まった「D&AD賞」は、イギリスのデザインならびに広告界のクリエーティブな活動を顕彰することによってその実践者に報い、 レベルの向上に尽力してきました。45年以上にわたるゆるぎない活動によって、D&ADは国際的な権威ある組織へと成長し、D&AD賞は、世界中の クリエーターが憧れる賞であると評価されています。国際的に卓越したクリエーティブに贈られる賞は、「イエロー・ペンシル」として有名です。 また、最高賞である「ブラック・ペンシル」は、新しい時代を切り拓く革新的な作品のみに贈られますが、該当作品がない年もあるほど厳しい審査を 経て選ばれる、まさに最高峰のクリエーティブ賞といえます。
現在D&AD賞2011作品応募受付中です。 ☆詳しい情報はD&ADの公式サイト www.dandad.org をご覧ください