広告電通賞は、吉田秀雄が鞄d通第4代社長に就任した昭和22年に創設されました。
吉田は、太平洋戦争後の日本が、国民の生活を豊かにする商品やサービス産業中心の自由経済社会になると予見し、広告は、経済・文化・生活を結ぶ「社会の紐帯」であると同時に「それ自体最も先鋭的文化の一ジャンルたるもの」と考え、広告界の社会的、文化的価値の向上に全精力を注ぎました。吉田の志と媒体社や多くの広告人の尽力によって、わが国最初の広告賞として広告電通賞は誕生し、優れた広告活動を行った広告主の顕彰を通じて、常に時代の変化を先取りする新しい広告の創造を提唱してきたといえましょう。
今日、広告、メディア、マーケティングコミュニケーションは、地殻変動ともいうべき大変革が進行中ですが、63回目を迎える本年度の広告電通賞の受賞作から、明日の広告の指針となるヒントを汲み取っていただければと存じます。 |