(財)吉田秀雄記念事業財団は、アド・ミュージアム東京開館以来、国内外の広告賞受賞作品をご紹介しておりますが、このたび、第6回目となる「クリエーティブ トップ ナウ展」と同時に、新たな企画展「スチューデント クリエーティブ−学生広告賞展」を開催いたします。 「クリエーティブ トップ ナウ展」は、広告界の第一線で活躍するプロフェッショナルたちのグランプリ作品を一堂に集めた展覧会として、毎年ご好評をいただいております。 また、今春スタートいたします「スチューデント クリエーティブ−学生広告賞展」は、日本国内のみならず海外の学生広告賞の受賞作品をご紹介するもので、13団体におよぶ主催団体のご協力によって実現する運びとなりました。 トップクリエーターたちの優れた作品と広告界の未来を担うであろう金の卵たちの才能の出逢いと協奏を通じて、最新のクリエーティビティの素晴らしさをお伝えするとともに、広告の未来を感じとっていただければ幸いです。
従来から多くの企業・関係団体が、学生の制作した広告作品を顕彰する活動に尽力されています。本展では、国内外の13の団体・企業のご協力を得て、学生広告賞の上位賞を受賞した100点に及ぶ作品をご紹介いたします。商品広告や公共マナー、環境問題まで多岐にわたるテーマに基づいて制作された、学生の多彩なクリエーティビティが一堂に会します。
広告主、メディア、広告会社など、マーケティング・コミュニケーション全領域にわたる各界に会員を有する国際的な非営利団体です。世界76カ国にネットワークを擁しています。広告人の育成、広告関係者の世界的な交流等を主な活動目的とし、隔年毎に、世界広告会議を 世界主要都市で開催しています。
official siteはこちら
広告、マーケティング、デザインを学ぶ学生の作品を募集する国際的なポスターコンペティションとして2009年にスタート。第1回目の課題は、現在グローバルに議論されている気候変動への問題提起でした。このコンペティションを機に、若者をはじめ世界の人々が気候変動 問題へ関心を高め、同時に、広告技術の向上を図ることが目的とされました。 15の国や地域から応募があり、世界グランプリ、2位、3位、そして 地域最優秀賞(アジア・太平洋、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、 中東・アフリカ、アメリカ合衆国・カナダ)5作品が選出され、2009年6月10日に、ニューヨークの国連本部において授章式が行われました。
新聞広告の発展・表現技術の向上を目的とし、優れた新聞広告表現や活動を表彰しています。1952年に創設され、2009年度に第58回を迎えました。朝日新聞に掲載された広告を対象とする「広告主参加の部」と、参加広告主からの課題にもとづき、読者がオリジナル作品を応募する「一般公募の部」で構成されています。 学生が応募できるのは「一般公募の部」で、今回展示でご紹介する2008年度は応募数2,114点の中から学生作品1点が、最高賞に次ぐ「準朝日広告賞」を受賞しました。また、10年程前から同賞事務局 担当者が、大学・専門学校のデザイン科を訪問し、新聞広告の面白さや、制作課題としての新聞広告の大切さを伝えています。
日本大学・法政大学・早稲田大学の3大学の広告研究会が、年に一度開催される「アドフェス」を運営するために、有志を募って結成する委員会です。3大学の広告(学)研究会はそれぞれ50年以上の古い歴史を有し、100人以上の所属メンバーを擁し、各種大会を行っています。
日本大学・法政大学・早稲田大学の3大学の広告研究会が合同でスポンサー企業の課題に対しプロモーションアイデアをプレゼンテーションする活動で、7年前に創設。学生達は、広告界の専門家や企業にアイデアを評価される貴重な機会として意欲的に取り組んでいます。2009年のテーマは「学生広告の挑戦」で、クライアントのブランド「ARMANI EXCHANGE」のプロモーション案を30組のチームがアイデアを競い合い、最優秀賞を始め4点が受賞しました。
広告の持つコミュニケーション力を生かし社会と公益に貢献することを目的に、1971年関西公共広告機構として大阪で発足し、その後東京をはじめ、8ヶ所で事務局が設立されました。よりよい市民社会の実現を目指して、環境、公共マナー、エコロジーなどのメッセージを発信し続けています。
日本の未来を担う若い世代が、広告制作を通して公共への理解を 深め、また社会に主体的に関る意識を育むことを目的にACジャパンにより2005年に創設。「公」についてのメッセージを、学生が既成の枠にとらわれることなく社会へ向けて発することを期待する賞として、毎年開催されています。 2009年度は、20校より118作品の応募がありました。テーマは「マナー・モラル」を扱ったものが圧倒的に多く、次いで「コミュニケーション」、「環境問題」などが多く取り上げられました。
CMの質的向上を目指す目的で1960年に設立され、広告主・広告会社・制作会社・放送局の4団体によって構成されています。1961年以降毎年、「ACC CM FESTIVAL」を開催するとともに、名作といわれるCMを永久に保存し後世に伝えるためACCパーマネント・コレクション(CM殿堂入り作品)制度を設立し、CMの社会的地位向上に努めています。
CMの質的向上と人材の育成を目的に、1988年に創設。学生は、協賛広告主より指定される課題の中から一つテーマを選び作品を制作、応募します。「既存の広告にとらわれない、学生らしいオリジナリティあふれるアイデア」を審査基準とし、企業、広告会社、制作会社、放送局など広告実務に携わる人々が審査を行います。 2009年度は、テレビCM、ラジオCM両部門の合計4,329点の応募の中から、大賞2点を含む入賞10点が選ばれました。
500を超える企業をはじめ、150名を超えるクリエーターや広告研究者など個人会員から成る大規模な組織です。活動内容は、広告の研究・調査、政策の制定などを始め、業界と政府の橋渡し、国際協力など、広告業を取り巻くあらゆる事柄に関わっています。
中国広告協会の主催により、中国全土の大学生を対象に1999年に創設。学生のクリエーティブ力・企画力を高め、また中国広告業界へ即戦力となる人材を送り出すことを目的に、実際の中国企業の広告を課題とし、大学教授、経営者、クリエーターなどにより審査が行われます。2009年6月に開催された第8回目の賞では、17,000点余りの応募の中からグランプリ1点、金賞11点、銀賞22点、銅賞46点をはじめとする入選作品1,048点が選ばれました。 この賞が授与される「中国大学生広告芸術祭」では、「大学生向け 人気広告シリーズ」の選抜や、学術討論会、広告関係者の交流会も 行われ、業界を代表するイベントとして発展を続けています。
台湾を代表する新聞社のうちのひとつです。1978年に「時報広告デザイン賞」(現在の時報広告金像賞)を創設し、2009年には31回目を迎え、台湾で最も歴史のある広告賞として知られています。
学生達に創作の機会を提供し、次世代のクリエーティブレベルを 高めることを目的として、1992年に創設。台湾での広告業の急速な成長を背景に誕生した賞ですが、その後、海外部門も設立され、現在は、アジアを中心に900以上の教育機関から20万人以上の学生が参加するほどに発展しました。 2009年度は、15,036点の応募の中から、最高賞1点、金賞19点を始め、入賞作品2,100点が選ばれました。また審査委員には、台湾、大陸、 香港、マカオの広告業界・大学の広告専門家が含まれています。
国際的なデザイン、広告界のクリエーターから成るイギリスの非営利団体です。1962年の創設以来、教育活動や優れたクリエーティブの顕彰を続け、その審査レベルの高さから、「D&AD賞」は、世界中の クリエーターが憧れる最高峰の賞のひとつと言われています。
イギリスの国際的な非営利団体D&ADが主催する学生賞。D&ADは、毎年5月に優れたクリエーティブを顕彰する国際的なデザイン・広告賞D&AD Awardsを開催すると同時に、若者たちへの教育プログラムにも力を注ぎ、優れた学生のクリエーティブを讃える Student Awardsはその活動のひとつです。 同賞は、毎年複数のスポンサーとD&ADより課題が示され、学生達はその中から制作する課題を選択します。応募作は、世界の第一線で 活躍するクリエーターによる厳しい審査が行われ、そこで選出されることは学生にとって、クリエーティブ業界で成功を収めるための大きな一歩になります。2009年度は、世界の大学・専門学校195校より、620点の応募があり、その中から最高賞のFirst Prize20点が選ばれました。
「ひとつの大学では出来ない、もっと大規模で面白い活動がしたい」という意思のもと、1955年に設立された、日本最大の学生広告団体です。現在、東京経済大学、東洋大学、日本大学、法政大学、明治学院大学、実践女子大学の広告(学)研究会が加盟しています。
首都圏の6大学の広告(学)研究会が加盟する“東広連”が主催する 広告大会で、広告の学術的な研究および制作技術の研究の発展を 目的としています。毎回スポンサー企業から出された課題に対し、 東広連メンバーがチームを組んで広告やプロモーション案を提案し、クリエーターをはじめ広告関係者が審査を行います。 第50回目を迎える2009年のテーマは「人を動かす広告」で、 潟Eィルコムの商品「HONEY BEE2」を課題とし、300点以上の応募の中から、大賞を始め18点が受賞しました。
1969年に設立された日本POP広告協会を前身として、プロモーショナル・マーケティングに係わる法人と個人並びにこれらのものを構成員とする団体で構成されています。プロモーショナル・マーケティング(売り場演出・購買特典計画・顧客コミュニケーション施策等、購買を直接的に動機づける「計画と実行」の総合体系をいう。)に関する 調査、研究、研修会、展示会の開催等の活動を行っています。
日本プロモーショナル・マーケティング協会(JPM)が、毎年開催する「日本プロモーショナル・マーケティング協会展」の学生を対象とした公募部門です。次世代を担うクリエーターの人材開発と育成を目的に、大学・短期大学・専門学校・高等学校の学生を対象とし、オリジナル作品を募集します。 本年度は応募総数96点の中から、金賞、銀賞、銅賞が各1点ずつ、 佳作2点が選ばれました。
「新しい新聞広告への挑戦」をテーマに、デザイナー、企業、消費者をつなぐオリジナリティ溢れる新聞広告のデザインを表彰することを 目的としています。1931年、現在の「毎日広告デザイン賞」の前身である「毎日商業美術振興運動・毎日産業デザイン振興運動」として 創設され、2009年には、第77回を迎えました。 第1部「一般公募・広告主課題の部」、第2部「一般公募・発言広告の部」、第3部「広告主参加作品の部」の3部門のうち、学生が応募対象に含まれる第1部と第2部は、協賛企業からの課題や社会に発言・提案するテーマが課題となります。今回展示でご紹介する2008年度は、一般のクリエーター達と並んで奨励賞に学生の作品が4点受賞 しました。
1984年に読売新聞創刊110周年記念事業としてスタートし、2009 年度で第26回を迎えました。「読者が選ぶ広告の部」「読者が創る広告の部」の2部門で構成され、読者参加型の広告賞であることが最大の特徴です。 「読者が選ぶ広告の部」は「読者にとってよい広告こそが真に優れた 広告である」という基本理念に基づき、ネットモニター約4000人が、読売新聞に掲載された広告を審査します。また、「読者が創る広告の部」では、協賛各社から提供されたテーマ・課題を基に、プロ・アマチュアを問わず広くオリジナルな新聞広告作品を募集し、顕彰します。大賞またはグランプリが創設された第13回から今回までに、学生が計7回、大賞を受賞しています。
広告における卓越したクリエーティブの「技」を称え、クリエーティブの価値を高めることをミッションとする広告・デザイン分野の非営利組織で、毎年5月にニューヨークでOne Showを開催します。本賞は、世界で最も権威ある広告賞のひとつとして知られています。
クリエーターで構成されるアメリカの非営利組織“The One Club”が毎年開催する国際広告賞“One Show”の学生を対象とする部門賞。One Clubは広告・デザイン分野で様々な次世代支援プログラムを 実施し、そのひとつである同賞は、毎年スポンサー企業から課題が出されます。2009年度は、Long’s社のブランドLong’s Horseradishをグルメ香辛料としていかに市場で確立するかが課題で、21カ国107校より、2000点以上の作品の応募がありました。 本賞に参加することにより、学生は自分の作品が世界のトップクリエーターであるOne Showの審査員に審査される機会を得ることができます。