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Temporary Exhibitions・企画展示 D&AD賞2011展
  D&AD賞2011展
2011年10月13日(木)〜11月20日(日)
アド・ミュージアム東京(入場無料)

主催: 公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団/D&AD
協力: 株式会社電通
 
 

英国の非営利団体D&ADが顕彰するD&AD賞は、世界のデザインおよび広告賞の中でも、審査の厳しさで定評があります。毎年、世界中から集まる審査員たちは、卓越したクリエーティビティを求めるだけでなく、真に革新的で、次の時代のクリエーティブを切り拓くようなアイデアに栄誉を授けます。
D&ADの最高賞であるブラック・ペンシルに値する作品がない年もありますが、本年2011年は、5つの作品がその栄えある賞を授かりました。日常の身近なプロダクトデザインや広告キャンペーンから、人権抑圧に抗議するイベント、ITの常識を覆す新しいテクノロジーまで、幅広いテーマの作品がブラック・ペンシルを獲得いたしました。そのアイデアは、クリエーティブやコミュニケーションの新しい道を示唆するものといえます。
本展は、ブラック・ペンシル受賞作、イエロー。ペンシル受賞作、そして、ノミネーションおよび学生賞から選りすぐりの作品をご紹介いたします。私たちを驚かせ、楽しませ、考えさせる作品からの刺激を存分に堪能されますように。

アド・ミュージアム東京
館長 松代 隆子
ごあいさつ

D&AD賞を日本でご紹介する展覧会は、今回で5回目を迎えます。ADMTでの展覧会はD&ADのカレンダーの重要な行事になっており、今年も皆様をお迎えできることをうれしく存じます。 D&ADは、1962年以来、あらゆるコミュニケーション分野における卓越したアイデアと作品を顕彰してきましたが、私どもが何よりも大切にしていることは、これらの作品が皆様にインスピレーションを与え、またクリエーティブ教育のリソースとなることです。今年6月の授賞式は、D&AD賞設立以来、初めて学生とプロフェッショナルが一緒に参加しましたが、なぜ、これまで学生とプロが一緒になってD&AD賞を祝うことがなかったのかと不思議に思うほど、素晴らしい授賞式となりました。日本からの作品も学生部門、プロフェッショナル部門ともに受賞され、ステージ上でイエロー・ペンシル賞を授かる姿を見ることもでき、本展でご紹介できることを大変うれしく思います。私どもは、長年クリエーティブ教育の価値を高めるよう努め、人材育成に貢献してきたと自負しておりますが、まだまだ皆様のご支援を必要としております。D&ADの会員になられたり、新たに設けられたホワイト・ペンシルを含む賞に応募されたり、教育プログラムに参加されたり、さまざまなご支援を賜りますようお願い申し上げます。D&ADについてもっと知っていただくために、どうぞwww.dandad.org.を開いて下さい。 本展開催にあたり、吉田秀雄記念事業財団およびアド・ミュージアム東京に心から感謝申し上げます。我々のパートナーシップによって、インスピレーションの源となるD&AD賞受賞作品を多くの日本の方たちと分かち合うことができるのです。


D&AD プレジデント
Rosie Arnold
ロ―ジー ア―ノルド
Central St Martins芸術大学在学中よりアルバイトでBBHに所属。 卒業後BBHに入社。 BBHの創立者の一人であるジョン・へガティーから多くを学び現在に至る。 社会的現象となった「Yeo Valleyn」など多くの作品を手がける。

 

 
D&ADとは
 

D&ADは、1962年創設のイギリスに本部を置くデザイナー、クリエーターによる非営利団体です。設立以来、常に斬新なアイデアや革新的なクリエーティビティに注目し、ビジネスにとってそのような創造性がいかに重要であるかを提唱し、未来のクリエーティブを担う人材の育成に貢献してきました。1963年から始まった「D&AD賞」は、あらゆる分野のデザインやクリエーティブを対象に、次の時代を切り拓くような卓越したクリエーティブを顕彰する国際的な賞です。D&ADのゆるがぬ姿勢のもとで選考されるD&AD賞は審査の厳しさで定評があり、世界中のクリエーターが憧れる最高峰のクリエーティブ賞だといえます。また、設立以来、クリエーティブの若い才能を育て優れた人材を世に送り出すために、D&ADメンバー自らがボランティアで講師となり、イギリスおよび世界各国の大学やアートスクールなどでワークショップをはじめとする教育活動に注力してきました。D&AD賞の学生賞は、プロフェッショナルのクリエーターへの登竜門となっています。長年にわたる精力的な活動によって、D&ADはデザイン、クリエーティブの国際的な権威ある組織へと発展しております。

☆詳しい情報はD&ADの公式サイト www.dandad.org をご覧ください

 

 

今年で49回目を迎えるD&AD賞2011の応募状況や審査のプロセスやペンシルについてご紹介いたします。

応募資格:

・クライアントからの趣意書に応えたものであること。
・合法的な媒体によって一般に公開されていること。
・クライアントが採用し制作費を払ったものであること。
・2010年1月1日から12月31日までの間に商業的にリリースされていること。

審査基準: 1.きわめて独創的、刺激的な発想であること。
2.並外れて巧みに制作されていること。
3.作品の文脈に対し適切な表現であること。
応募状況と各ペンシルの紹介:

In Book
― その年のベスト集(年鑑に収められる作品)
第1ラウンドでは、権威あるD&AD年鑑に収める作品を投票で選出されます。選ばれた作品はその年の優れたクリエーティブとして歴史に刻まれます。
*審査員の50%以上の賛成票が必要

Nomination
―イエロー・ペンシル受賞の可能性を持つ作品
第2ラウンドでは、年鑑掲載の基準よりも上をいく作品を選出します。審査基準を満たし、ペンシル受賞の可能性を持つ作品です。
*審査員の50%以上の賛成票が必要

Yellow Pencil
―卓越したクリエーティブ作品
最終ラウンドでは、ノミネーション作品の中から突出した作品がイエロー・ペンシル受賞作品として選出します。この賞はクリエーティブ業界におけるそれぞれの領域・分野において卓越したクリエーティビティを発揮した作品に与えられます。
*審査員の50%以上の賛成票が必要

Black Pencil
―新しい道を切り拓く独創的作品
ブラック・ペンシル賞は、イエロー・ペンシル受賞作品の中から審査されます。ブラック・ペンシルの授与は賞に値する作品がない年もあるほど非常に稀で、これまでになかったような革新的な作品にのみ授与されます。
*担当審査員の50%以上の賛成票が必要


 

2012年より新たにホワイト・ペンシルが加わります。
D&AD ホワイト・ペンシル賞は、世界をより良くするクリエーティブなアイデアに与えられる賞です。それは、世界をポジティブに変える影響力があることを証明するようなクリエーティブなアイデア、差し迫った社会問題、環境や健康、人道問題に対し人々の意識を高め行動させるまで影響を与えるクリエーティブなアイデア、そして、社会問題への認識を深めるだけでなく、真の“変化”をもたらす行動を喚起するようなアイデアに与えられるものです。この新しく設置された賞は、D&ADの会員が選んだパートナーと課題を設け、人類全体に関わる世界規模の問題を解決するためのクリエーティビティーに富んだ作品を募集し、コンペによって決めるものです。この賞は個人、団体、組織など誰にでも門戸が開かれていますが、応募作品は実際に制作され、かつ小規模であっても公のメディアで使用されたものに限られます。本賞は全ての応募作品の中から一作品のみに授与されます。

2012年の課題
2012年に初めてD&ADと組むパートナーは、PeaceOneDayです。PeaceOneDayは、映画監督・俳優のジェレミー・ギレーが1999年に非営利団体として設立しました。彼は、一年に一度、世界中が争いを止める日を設けようと活動を続け、2001年に国連は毎年9月21日を「国際平和デー(Peace Day)」として決議しました。課題は、どうしたら「国際平和デー」への関心を高め、コミットしてもらえるかです。作品の応募期間は2012年9月3日から10月24日、11月に審査し受賞者を決定します。

詳しくは、www.facebook.com/thewhitepencil をご覧下さい。

主な受賞作品
*作品はD&ADオフィシャルページにて閲覧できます
*表はカテゴリ、タイトル、広告主、応募者、国名、同時受賞、解説の順
TV & Cinema Advertising/TV Commercials 21-40 seconds
男の中の男、貴女の彼も同じ香りが/ご存知でした?/質問/ボート:
The Man Your Man Could Smell Like / Did You Know / Questions / Boat
オールドスパイス:Old Spice
Wieden+Kennedy Portland
アメリカ: United States
同時受賞:
Yellow Pencils:Integrated & Earned Media/Integrated, Writing for Advertising/Writing for Film Advertising
Nomination :TV & Cinema Advertising/TV Commercials 1-20 seconds ( 'Boat' のみ)
メンズブランドのオールドスパイスは女性の購入者も多いことから、男女両方をターゲットとし、CMを核にWEBのバイラルを巻き込んだキャンペーンを展開。どうやって撮影したのかと思う不思議な映像で話題を喚起するなどユニークなアイデアが評価された。
Product Design/Consumer
アイパッド : iPad
アップル : Apple
Apple Industrial Design Team
アメリカ: United States
厚さ1.3センチ、軽さ680グラムのiPadはマルチタッチの画期的製品。LEDバックライトを備えたディスプレイは省エネ、製品素材は有害成分排除で環境配慮も十分。アップルの精巧な技術が生んだiPadはバーチャルな世界に新しい機能を持ち込む変革者である。
Spatial Design/Installations
ミャンマー : Burma
ヒューマン・ライト・ウォッチ : Human Rights Watch(人権保護団体)
JWT New York
アメリカ: United States
人権保護団体Human Rights Watchは、ミャンマーで20年ぶりに行われた選挙の際、無実の政治犯の釈放を求めるキャンペーンをNYのグランドセントラルステーションで実施した。参加した人々は、2,000本のペンを鉄格子に見立てた200の独房の装置からペンを抜き取り、そのペンで釈放要求の嘆願書にサインした。
Digital Advertising/Web Films
Arcade Fireの新曲 : The Wilderness Downtown
グーグルクリエーティブラボ : Google Creative Lab
@radical.media
アメリカ: United States
同時受賞:
Yellow Pencil:Digital Design
Google Chromeを利用し最先端のオープンWEB技術を駆使した画期的なミュージックビデオ。検索欄に住所を入力すると、音楽に合わせてGoogle Mapsや Street Viewなどと連動した思い出の風景が次々と新しいプラウザーウインドウに現れてヴァーチャル体験ができる。
Product Design/Consumer
電球 : Plumen 001
ハルガー : Hulger
Samuel Wilkinson Design
イギリス : United Kingdom
Plumen 001は従来の蛍光灯とはまったく異なる製品。どの角度から見ても魅力的で、日常品というよりはデザインアイテムとして売られている。消費電力は従来品より8割減なのに8倍も長持ちする。どんな日常品でも優れたデザイン性を兼ね備えれば最高の賞を獲得できることを実証した作品。
ADMT展示会場風景
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