広告とマーケティングの資料館
ADMT ADVERTISING MUSEUM TOKYO
アド・ミュージアム東京 HOME
  ENGLISH
ご利用にあたって サイトマップ

HOME > 展示案内 > 企画展示 >第50回消費者のためになった広告コンクール展
Temporary Exhibitions・企画展示 第50回消費者のためになった広告コンクール展

第50回消費者のためになった広告コンクール展
2011年1月18日(火)〜2月27日(日)
アド・ミュージアム東京(入場無料)

主催:(財)吉田秀雄記念事業財団/(社)日本アドバタイザーズ協会
協力:(株)電通


開催にあたって ご挨拶 主な受賞作品 ADMT展示風景


開催にあたって

明けましておめでとうございます。
本年最初の展覧会は、社団法人日本アドバタイザーズ協会と当財団の共催による「第50回消費者のためになった広告コンクール展」です。
同コンクールは、その名称が示すように広告の受け手である消費者の視点から広告を顕彰する、伝統ある広告賞です。審査委員は、企業や制作者など広告の送り手ではなく消費者と有識者で構成されており、「正確で新しい生活提案のある情報性」、「社会性・科学性」、「優れた表現技術」などを審査基準として選考されます。
2010年は、同コンクールにとって50回目という記念すべき年でしたが、社会・経済・メディアとともに広告界も大きく変化しつつある今日、創設以来「消費者のためになる広告」という姿勢を貫く同賞の価値は、より一層増しているのではないでしょうか。
広告は様々な知恵や工夫によって、私たちに、企業やブランドを知ってもらいたい、商品を愛顧してもらいたいという思いを届けようとしています。本展の受賞作品から、消費者との信頼の絆を築こうという誠実な姿勢と真摯なメッセージをお届けできることを願っております。

平成23年1月
アド・ミュージアム東京
館長 松代 隆子
Page Top
ご挨拶

 「消費者のためになった広告コンクール」は、消費者が日々の生活の中で目にしたり接する数多くの広告の中から、“消費生活の指針となり、真に役立つ優れた広告”を消費者自らが選び、広く紹介することを目的に当協会が1961年から開催をしている広告コンクールで、今回、記念すべき第50回目を迎えました。
第一回目は新聞広告部門のみで始まりましたが、現在は、新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・Webの全5部門で開催しており、第50回目の今回、最優秀広告に贈られる経済産業大臣賞、次点の広告に贈られるJAA賞(ラジオ、Web部門については同賞が最高賞)など、5部門合計113作品が入賞となりました。
入賞広告は、いずれも広告として正確な情報内容、新しい生活提案をはじめ正しい広告の倫理性を有し、広告表現技術の面でも優れるなど、消費者視点に基づく選考基準のもと、総合評価の中で選ばれたものばかりです。
第50回目を迎えた今回から、地域広告賞の対象をこれまでの新聞広告部門のみからテレビ広告・ラジオ広告両部門にも広げました。さらに、経済産業大臣賞を受賞の広告を企画・制作された会社・組織に対して「ベストパートナー賞」を贈ることと致しました。広告は、アドバタイザーが発信するものであっても、企画・制作・媒体など、あらゆる方々のご協力によって出来上がり消費者などに届くものであり、秀逸な広告を生み出された方々のご協力に対し同賞を贈り、感謝の意を表することと致しました。
今回、(財)吉田秀雄記念事業財団との共催、ならびに鞄d通のご協力により入賞作品を皆様にご紹介出来る機会を得ましたことは、消費者と広告のより良い関係構築にとり大変意義深いものであると思っております。消費者の視点で選ばれた“消費者のためになる優れた広告”を今回の展示会でご覧頂ければ幸いです。

 

平成23年1月
社団法人 日本アドバタイザーズ協会
理事長 西室 泰三
Page Top
主な受賞作品

第50回 消費者のためになった広告コンクール
審査講評と解説

第50回「消費者のためになった広告コンクール」は8月20、21、22日の予備審査会、30、31日の本審査会により入賞作品を決定しました。当コンクールの特徴は、広告制作者や広告主が審査に関わることなく、あくまでも消費者が決定する広告コンクールであるということです。新聞広告と雑誌広告については、消費者モニターが日常接触した広告の中から、当コンクールにふさわしいものを推薦することができます。
第50回という節目に、コンクール運営に変化がありました。これまで、消費者モニターが予備審査員となっていましたが、今回、予備審査員とは別に広告を推薦する消費者モニターを年齢性別も考慮して全国から選任したことです。応募状況の表でモニター推薦の点数が昨年よりかなり増えているのはそういう理由です。しかしながら、広告主、媒体社、広告会社からの推薦は残念ながら低調で、全体の応募点数は前年と比べてやや増加というレベルに留まっています。
第50回という区切りの年に、モニター制度を変え、広く全国から広告の推薦を受けられることになった点はコンクールの進歩といっていいでしょう。また今回は、予備審査員、本審査員も大幅な入れ替えがあり、新鮮な意見を聞くことができました。

「消費者のためになった」という観点から、

@「情報性」=新しい生活提案がある、豊かな生活感を与える、時代性をもつ、話題性に すぐれる、商品・サービス選択に役立つ

A「社会性・科学性」=品位がある、信頼感がある、わかりやすい、理解しやすい、倫理 的半を順守している、法的にみて間違いがなく真実を伝えている

B「技術性・創造性」=エンターテインメント性にすぐれる、美しさ、楽しさ、心地よさ がある、ユーモア、ユニークさがある、工夫、アイデアにすぐれている、独自性、個性が感じられる、表現テクニック、技術的レベルが高い

これら3つのポイントの重みは同じなのか、違うのかといったことを含めて審査会で議論されたことをお伝えしておきます。
現実に3500点以上の広告一つ一つをこの基準で選別しているとはいえません。また経済産業大臣賞を受賞した広告を取ってみても、これらの基準を本当にすべて満たしているといえるものばかりではありません。
本審査会では、上位にあがった広告をめぐって、審査員からさまざまな意見が飛び出す一幕もありました。「消費者のためになった広告コンクール」の他の広告コンクールとの違いを意識すべきだという意見と、他のコンクールで入賞している広告でもいいものはいいのだから「消費者のためになった」と評価できるのではないかという意見の応戦もありました。今回の上位入賞広告に、やや情緒的なものが多かったのは議論の結果でもあります。私としては審査委員長の見解と、個人の見解が一致していないものもありました。
せっかくモニター制度や審査員の変更をして新しくなったコンクールですので、このあたりで、審査基準について再度検討し、評価視点の重み付けなども導入してもいいのかもしれません。また毎年言っているように、広告出稿のタイミングやメディアの組み合わせなどを見ていくことはできないか。対象作品を広げるだけでなく、個々の広告がどんなねらいで行われ、どのような成果を上げたかといったことも評価できるような仕組みはないか、このあたりを消費者委員会で是非協議してもらいたいと思います。

審査委員長 嶋村和恵(早稲田大学商学学術院 教授)

 

以下、主な上位受賞作品のご紹介をいたします。
なお、(社)日本アドバタイザーズ協会オフィシャルページ(http://www.jaa.or.jp/con_zenkai.html)でもご確認できますのであわせてご覧いただければと思います。
新聞広告
 経済産業大臣賞
 広告主 シーメンス ヒヤリング インスツルメンツ株式会社
 キャッチフレーズ

それは、人生をカラフルにする補聴器。シーメンス「バイブ」

 商品名

補聴器

 ベストパートナー賞

株式会社朝日広告社

 審査講評・解説 補聴器というと、聞こえにくくなった人が仕方なく使うものという印象があった。しかし、この広告に登場する補聴器はとてもカラフルで、楽しんで使えるものに見える。凛とした白髪の女性の赤いセーター、赤い口紅がとてもおしゃれだが、彼女の耳の中にちらっと見える赤い補聴器も、まるでイヤリングのようである。高齢化社会とはいえ、ネガティブに受け取られがちな補聴器をポジティブなものに転換するという発想そのものが評価された。
 JAA賞
 広告主 パナソニック株式会社
 キャッチフレーズ 取扱説明書、あなたに代わってストックしています。
 商品名

パナソニックサイト

 審査講評・解説 電機製品の取扱説明書は、買ったときにどこかに仕舞い込むと存在を忘れてしまい、必要なときに見つけられない。だれでも説明書を探し回って見つからなかった経験が1度や2度はあるだろう。そのときの気分がそのまま表されている。パナソニックのサイトを見れば、あらゆる製品の取扱説明書が見られますというこの広告は、まさにこういうサービスが必要だと頷いて見ることができる。
 地域広告賞
 広告主 株式会社アドバンス社
株式会社アビックスタジオ金沢
株式会社アルフォックス
有限会社エヌ・プランニング
クイック
株式会社クロオビ
SunDee design
有限会社ゼスト
凸版印刷株式会社
ナカダ株式会社
有限会社橋本謙次郎デザイン制作室
株式会社フィックス
株式会社ホクスイ
株式会社山越
フォトグラフィックファクトリー ロンドベル
 キャッチフレーズ 日本のお手本、石川県へ。
 商品名

石川県PR

 審査講評・解説 まるで和菓子の広告のようにかわいらしいミニチュアが並んでいるところが目を引くが、書いてあるのは石川県が全国平均よりすぐれていることばかり。例えば人口100万人あたりの人間国宝・工芸技術保持者の数(石川県6.84人、全国平均0.45人)、人口100万人あたりの図書館の数(石川県39.2館、全国平均23.3館)1人あたり居住室の畳数(石川県16.48畳、全国平均13.55畳)など。さまざまな点から石川県が暮らしやすいということを訴えているのだが、押しつけがましくない自己主張として評価された。
雑誌広告
 経済産業大臣賞
 広告主 サントリーホールディングス株式会社
 キャッチフレーズ

音楽を愛するすべての方に、席をご用意しています。

 商品名

サントリーホール

 ベストパートナー賞

株式会社大広
株式会社大広ONES

 審査講評・解説 サントリーホールがどのような空間であるかは、これまでもさまざまなメディアを使った広告が展開され、いつも納得させられてきた。今回、経済産業大臣賞を受賞したこの広告は目の不自由な方のために盲導犬と一緒にコンサートを聴けるシートが用意してあることを伝えている。盲導犬の首に置かれた手が満足と信頼を表し、静かだが強い企業の主張が読み取れる。
 JAA賞
 広告主 味の素株式会社
 キャッチフレーズ 捨てればCO2、食べればECO
 商品名

企業広告

 審査講評・解説 大きなカブの皮をむいて、生ゴミとして処理すると膨大なエネルギーを消費してしまうが、うまく調理すれば栄養になる。ゴミを減らしながら、栄養価の高いものを無駄にしないようにという訴えが2つ並んだカブの行く末としてうまく対比されている。食べ物や調理の方法だけでなく、「食」そのものと人間の生活のかかわりについても重要な情報提供である。
テレビ広告
 経済産業大臣賞
 広告主 パナソニック株式会社
 商品名

携帯リサイクル

 題名

「さよならのとき」編

 ベストパートナー賞

株式会社博報堂/株式会社博報堂アーキテクト
株式会社BROS

 審査講評・解説 擬人化された携帯電話の視線で、持ち主と一緒に過ごした数年間と別れがとても情緒的に表現されている。しかし、伝えたいことは携帯電話リサイクルである。レアアースと呼ばれる物質の回収のために携帯電話のリサイクル率の向上が求められているが、愛着を込めて大事に使った電話がまた別の形で利用されるサイクルをうまく表現している。
 JAA賞
 広告主 関西電力株式会社
 商品名 企業広告
 題名

「15歳の君へ」編

 審査講評・解説 阪神淡路大震災から15年たった今年、15歳に成長した子どもたちの姿を描きながら、ライフラインである電力が人々の生活とどう関わってきたかを描く。生まれたばかりでとても弱い存在の子どもが、大人たちを勇気づけ、復興への力となったという、とても情緒的な広告である。
 地域広告賞
 広告主 福岡市
 商品名 福岡市人権尊重週間
 題名

「人間という名のバリアフリー」編

 審査講評・解説 全編が盲導犬の視点で語られ、人間の役に立てるのはやっぱり人間だと訴える。「ボクが人間だったら、もっと助けられるのに」という犬のことばを聞くまでもなく、周囲の人に普通に手を貸せる勇気をもとうという意味に受け取れる。
ラジオ広告
 JAA賞
 広告主 キユーピー株式会社
 商品名 キユーピーマヨネーズ
 題名 「「野菜はもっと愛せる」シリーズ 人間模様」編
 審査講評・解説 90秒とやや長めだが、野菜同士の相関関係を二人の女性が勝手に推測して語るという内容のおもしろさに、それほど長さを感じない。そういえば、そんな見方もあると笑える。野菜をもっと食べようという根本的な主張が、野菜に人格を与えたことで生き生きとしてくる。
 地域広告賞
 広告主 株式会社広島東洋カープ
 商品名 広島東洋カープ
 題名 「私たちは忘れない おやつ代」編
 審査講評・解説 地域と密着したスポーツチームには、強い愛情を持ってくれるファンがいてこその存在であるということが伝わってくる。いくつものパターンがあったが、その中の一つである。
WEB広告
 JAA賞
 広告主 キユーピー株式会社
 作品内容(商品名) おしえて!キユーピーマヨネーズのこと
 作品URL http://www.asakointeractive.jp/awards/mayo/site/
 審査講評・解説

キユーピーマヨネーズについての一般的な知識を伝えるサイト。一つのページに情報を盛り込み過ぎず、シンプルで見やすく構成されている。一つのページから詳細を見たいときには別のウィンドウが開き、またすぐに元のページに戻れるようになっているのも親切である。

Page Top
会場風景

第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展
広告図書館:関連資料を展示しました
広告図書館:関連資料を展示しました
第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展
第50回消費者のためになった広告コンクール展

Page Top

 

企画展示トップへ
アド・ミュージアム東京について
吉田秀雄記念事業財団
吉田秀雄プロフィール
鬼の贈り物
ご利用案内
開館時間・スケジュール
アクセスマップ
施設紹介
見学・取材
展示案内
企画展示
過去の企画展
常設展示
ADMT Salon
ADMT Collection
リンク
吉田秀雄記念事業財団オフィシャルページリンク
Access Map アクセスマップ
広告図書館
Page Top

(c)2007 Yoshida Hideo Memorial Foundation 吉田秀雄記念事業財団