アド・ミュージアム東京

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Temporary Exhibitions・企画展示 美しき、ブラックリスト展 -英国D&AD賞50年の軌跡-
  美しき、ブラックリスト展  英国D&AD賞50年の軌跡
2013年10月19日(土)〜2014年1月19日(日) アド・ミュージアム東京(入場無料)

主催: 公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団/D&AD
ごあいさつ
 

英国に本部を置く非営利団体「D&AD」が1963年に創設したD&AD Awardsは、審査の厳しさから世界で最も受賞が困難なデザイン・広告賞と評されています。賞のシンボルは“イエロー・ペンシル”として知られていますが、最高賞である“ブラック・ペンシル”は、人々を驚愕させ、議論をよび、そして新しい時代を切り拓くクリエーティブのみに授けられてきました。
アド・ミュージアム東京は、2007年よりD&AD Awardsの受賞作を紹介してきましたが、このたび特別企画「美しき、ブラックリスト展−英国D&AD賞50年の軌跡」を開催する運びとなりました。
本展は、同賞の50周年を記念し、今なお美しく輝くブラック・ペンシル受賞作品の全てとD&AD歴代プレジデント50人のセレクトによる作品群を通して、クリエーティブ界を刺激し続けてきたD&ADの軌跡をふりかえり、併せて最新の2013年受賞作品をご紹介するものです。

アド・ミュージアム東京
館長 松代 隆子
 

特別企画「美しき、ブラックリスト展−英国D&AD賞50年の軌跡」にようこそ。
D&ADは過去50年以上にわたり最高のデザイン・広告を顕彰し、クリエーティブ界へインスピレーションを与え続けてきました。同時に、非営利団体として人的資源や余剰資金は全て次世代の人材育成プログラムに注いできました。また、世界で起きている社会問題、環境問題をクリエーティブの力を使って解決の手助けができるよう提唱することにも注力しています。その一環として、2012年に世界をより良くするための優れた作品を顕彰するホワイト・ペンシルを導入し、2013年度は骨髄移植ドナー登録を呼びかけるDroga5制作の“Help I Want to Save a Life”(支援をお願いします。命を救いたいのです。)が受賞されました。
昨年D&ADは50周年記念を祝いました。本展では過去50年間に制作されたアイコン的デザインや広告作品、過去50年間に審査委員長を務めた50人のプレジデントがセレクトした作品、50年目の年鑑のために50人のクリエーターが制作した50種のカバーデザイン、そしてロンドンで行われる膨大な作品の審査風景などを皆様にご覧いただき、私どもの半世紀の歩みをご紹介いたします。
さて、過去の回顧と同時に51年目の最新受賞作品もこの展覧会では展示いたします。2013年最高賞のブラック・ペンシルは4作品が受賞しましたが、そのうちの二つはロンドンオリンピックから生まれたものです。チャンネル4の“Meet the Superhumans”(超人たちに会う)は、オリンピック終了後8カ月を過ぎても審査員に深い感動を与えました。また、Thomas Heatherwick制作のオリンピック聖火台は英国国民を大いに喜ばせ、開会式を盛り上げたものです。三つ目は、英国政府のオンライン情報提供で、まさかと思われていたにもかかわらず栄冠を獲得しました。政府が国民へ語りかける公共サービスのあり方を大きく変える素晴らしい作品です。四つ目は、チャーミングで一度聴いたら忘れることのできない歌“Dumb Ways to Die”をフィーチャーして世界的現象を引き起こしたアニメーションです。メルボルンの鉄道周辺で多発していた事故の減少に貢献したと大いに評価されました。
私は20代のころに東京と岐阜に住んだ経験があり、日本という国に強い愛着をもっています。また、この業界において日本は先頭を切る輝く星の一つであると常々思っていますが、改めて7年以上にわたる吉田秀雄記念事業財団ADMTのご支援に、心から感謝申し上げます。財団と我々のパートナーシップがあればこそ、D&AD Awardsの素晴らしいインスピレーションの源を日本の皆様と分かち合える機会を持つことができるのです。最後に一言、ADMTでのD&AD展覧会は、我々の年間行事のなかで非常に価値あるものとして定着していることを申し上げたいと存じます。

D&AD プレジデント
ローラ・ジョーダン・バンバック

 


D&ADとは

 

D&ADは、1962年創設のロンドンに本部を置く非営利団体です 1963年から始まった「D&AD Awards」は、あらゆる分野のデザインやクリエーティブを対象に、次の時代を切り拓くような卓越したクリエーティブを顕彰する国際的な賞です。創立以来、大学やアートスクールなどで精力的に教育活動を行い、若い人材の育成に注力しています。2012年には、D&AD創立50年を期して、世界をよりよくするための優れた作品を顕彰するホワイト・ペンシルを新設しました。長年にわたる活動によって、D&ADはデザイン、クリエーティブの国際的な権威ある組織へと発展しています。

☆詳しい情報はD&ADの公式サイト www.dandad.org をご覧ください

 

応募資格:

・クライアントからの趣意書に応えたものであること。
・合法的な媒体によって一般に公開されていること。
・クライアントが採用し制作費を払ったものであること。
・商業的にリリースされていること。

審査基準: 1.きわめて独創的、刺激的な発想であること。
2.並外れて巧みに制作されていること。
3.作品の文脈に対し適切な表現であること。
 
ペンシル:

Black Pencil
イエロー・ペンシル受賞作品の中から審査される。
ブラック・ペンシルは賞に値する作品がない年もあるほど稀で、極めて革新的な作品にのみ与えられる。

Yellow Pencil
ノミネーション作品の中から突出した作品をイエロー・ペンシルとして選出。
クリエーティブ各分野において卓越した作品に与えられる。

White Pencil
D&AD設立50年を期して2012年に新設された。
社会、環境、健康などの諸問題の解決に貢献するようなクリエーティブ・アイデアに与えられる。

Nomination
D&AD年鑑掲載の基準よりも上をいく審査基準を満たし、ペンシル受賞の可能性を持つ作品。

In Book
その年のD&AD年鑑に収められる作品。
選ばれた作品は、その年の優れたクリエーティブとして歴史に刻まれる。


 

ADMT展示会場風景

 
 

新しい時代を切り拓くような革新的なクリエーティブを顕彰してきたD&AD最高賞のブラック・ペンシル。
1963年の第1回開催から2012年までの全ブラック・ペンシル受賞作品112点をご紹介します。
また、D&ADの創立50周年記念誌『D&AD 50 Years』より、歴代の50人プレジデント(審査委員長)が過去を振り返りつつ独自の視点で選んだお気に入り、約60作品も併せて展示します。

 
 
1968年
The Middle Age of Jackie kennedy - and You
ジャッキー・ケネディ、そしてあなたの中年期
The Sunday Times Magazine
サンデー・タイムズ・マガジン
Times Newspapers
タイムズ・ニューズペーパーズ

1968年プレジデントBob Brooks(ボブ・ブルックス)氏のコメント。
「年鑑を見て気がついたのだが、この年はその数年後にロンドンを襲うTV革命の前夜、プリント広告の最終章というべき時だった。サンデー・タイムズ紙、オブザーバー紙、テレグラフ紙は生まれたばかりのカラー原稿を特集号に導入し、各紙はそれぞれ持てるデザイン力を発揮して、驚くべき編集デザインを実現させたといえる。私のお気に入りは、サンデー・タイムズ・マガジンの中年になったジャッキー(ジャクリーン)・ケネディとあなたという特集。この作品は、ウイットに富み、従来とは全く違うセレブに対するアプローチが素晴らしい。」

作品は、ジャクリーン・ケネディ、ブリジット・バルドーをはじめ中年の顔つきに変化したセレブたちをイラストで表現した特集記事。


1980年
Polo - 'Protection'
ポロ - 'プロテクション'
Volkswagen
フォルクスワーゲン
Doyle Dane Bernbach
ドイル・デーン・バーンバック

1978年のプレジデントGerry Moira(ゲリー・モイラ)氏は、この年のフォルクスワーゲン・ポロの広告を選んでいるが、このクリエーティブについて言及はしていない。

作品は、外観がそっくりのフォード・フィエスタとフォルクスワーゲン・ポロを上下に並べたグラフィックで、コンパクトカー市場のライバル車種宣言のような広告。ヘッドラインは、“Underneath, it’s still a Ford. Underneath, it’s still a Volkswagen. 中身はやはりフォード。中身はやはりフォルクスワーゲン。” 欧州に乗りこんできたフォードの競合車種を迎え撃つフォルクスワーゲンのさぁ勝負!と言わんばかりの静かな迫力。


1981年
Benson & Hedges
ベンソン&ヘッジス
Gallaher
ギャラハー
Collett Dickenson Pearce
コレット・ディッケンソン・ピアース

1981年のプレジデント Martin Boase(マーティン・ボーズ)氏は、優れた作品としてCDP制作の英国たばこ会社ギャラハーのベンソン&ヘッジスの広告を選び、次のようにコメント。
「この年の年鑑に収められている作品の多くは、20年たった今でも古臭さを感じさせないアイデア、表現方法だ。このキャンペーンは、たばこ広告の規制が厳しくなっていた当時、ベンソン&ヘッジスがよりシュールリアリスティックな表現に移行するきっかけとなった。」

作品は、たばこの広告表現規制がはじまっていた当時、商品を登場させることなく、ブランドカラーを傘の色のみで表現するアプローチを展開した。義務となった健康被害への警告表示と相まって不思議なイメージを創り出している。


1985年
It Takes Up to 40 Dumb Animals to Make a Fur Coat
物言わぬ動物たち
Greenpeace
グリーンピース
Yellowhammer
イエローハンマー

1985年プレジデントJeremy Myerson(ジェレミー・マイヤーソン)氏のコメント。
「1971年にグリーンピース運動がはじまり、彼らの活動は我々の目を環境問題に向けさせた。 この作品はグリーンピースのために制作されたアンチ・ファー・キャンペーン。グラマラスな雰囲気と冷酷さが完璧なかたちで一つになって表現されている。この作品はイエロー・ペンシルを受賞し、翌年同じ制作者によるTVCMがブラック・ペンシルを受賞した。」

作品は、ゴージャスなファーコートの裏側で、残酷な動物虐待が起きている事実を伝える。ヘッドラインは、“It takes up to 40 dumb animals to make a fur coat. But only one to wear it. 毛皮のコートを作るためには最高40匹もの物言わぬ動物が必要。それもたった一人の人が着るために。”
“If you don’t want animals to be gassed, electrocuted, trapped or strangled, don’t buy a fur coat. 動物たちがガス死、感電死、罠にかかったり絞殺されたりするのを忍びないと思
うのなら、毛皮のコートを買わないことですね。”


1999年
iMac
iMac
Apple Computer
アップルコンピュータ
Apple Design Team
アップルデザインチーム

1999年プレジデントRichard Seymour(リチャード・セイモア)氏のコメント。
「この年の年鑑で特筆すべきことはプロダクトデザインの台頭だ。その中でもiMacは飛びぬけた存在。灰色のオフィス機材と家庭のインテリアとの距離を一挙に埋めた。この製品の普遍的な美しさが世界中の人々を魅了し、発売日からの135日間、15秒に一台というスピードで売れたものだ。大ヒットの要因は、ジョナサン・アイブのデザインが大きく貢献したことは言うまでもないが、一方、スティーブ・ジョブズは、この製品の成功は、見た目のデザインよりもアップルのルーツである『使い勝手の良さ』『一台で全ての機能を満たす』といった基本コンセプトが実現したからだと考えていたようだ。」

iMacは、それまでもパソコンの常識を打ち破る斬新なデザインで、オフィスでも家庭でも使用できるよう5色が用意された。


2002年
Missing Piece
欠落したピース
The Economist
エコノミスト
Abbott Mead Vickers BBDO
アボット・ミード・ビッカースBBDO

2002年プレジデントPeter Souter(ピーター・ソーター)氏のコメント。
「エコノミストのポスターシリーズは新聞の名前を記載しなくてもよいほど人々の心の中に赤と白のイメージを浸透させている。15年前の“I never read The Economist.”ポスター導入以来、エコノミストの赤と白はみんなに愛され理解されてきた。この年の“Missing Piece”ポスターも例外ではない。」

作品は、ジグソーパズルの最後の一片が欠けているため完成しないというポスターで、その“Missing Piece”がエコノミストを指していることはいうまでもない。このポスターにはエコノミストという紙名すらなく、このキャンペーンはポスターではブランドイメージは構築できないという広告の常識、基本的ルールを完全に覆した。


2008年
Uniqlock
ユニクロック
Uniqlo
ユニクロ
Projector
プロジェクター

2008年プレジデントSimon Waterfall(サイモン・ウォーターフォール)氏のコメント。
「この年の年鑑には開いた口がふさがらないようなすごい作品が三つある。5年後の今でも人々の口にのぼるものだ。一つ目はユニクロのユニクロック。この作品はどこからともなく突然現れた。まるで異次元の惑星からやってきたような驚きに満ちている。この業界のこれまでの作品とは基本的に違う、今でも信じられないような作品だ。」

作品は、ダンスビデオと音楽、そして時計機能が組み合わされた映像。24時間いつでもユニクロの商品がプレゼンテーションされ、ユニクロックと名付けられた。ユニクロックによってユニクロは世界のブロガーと自動的に繋がり、ブロガーたちはウェブ上の世界地図でユーザーの数が増える様を見てモチベーションを刺激された。また、ユニクロ店内にはスクリーンセーバーを使用したインスタレーションを登場させて、個人のデスクトップからユニクロの店舗へと消費者のユニクロック体験を広げていった。

2013/10/19より

 


 
 

2013年5月の授賞式で顕彰された最新の受賞作品をご紹介します。ブラック・ペンシル受賞作4作品をはじめ、イエロー・ペンシル、新設のホワイトペンシル、ノミネーション(日本の受賞作品)を受賞した約50作品をご紹介します。

 
 
ブラック・ペンシル
Integrated & Earned Media/Earned Media Campaigns
Dumb Ways to Die(お馬鹿な死に方)
Metro Trains Melbourne(メルボルン鉄道)
Australia(オーストラリア)
メルボルン鉄道の事故防止安全啓発キャンペーン。“Dumb Ways to Die(お馬鹿な死に方)”と題するかわいいキャラクターが次々と“お馬鹿な死に方”をしていくアニメーションビデオを制作した。音楽をiTunes、ビデオをYouTubeにアップロード、さらにMTV、映画館、屋外のほか多くの駅を媒体としてキャンペーンを展開。ひと月で“Dumb Ways to Die”はYouTubeで4000万回、SNSで300万回以上もシェアされ、世界中の750以上のマスメディアで報じられた。また、28カ国でiTunesヒットチャート入りという快挙も成し遂げた。キャンペーンはバイラル広告として史上3本の指に入るものとなり、キャンペーン前と比べ事故は21%減少。審査員からは軽快で明るい音楽と暗く死にまつわるユーモアが重なり、今までの公共広告にない表現の素晴らしい作品と高く評価された。審査後この音楽は審査員全員の耳にこびりつき離れなかったという。
ブラック・ペンシル
Spatial Design/Installations
Olympic Cauldron (オリンピック聖火台)
LOCOG(ロンドンオリンピック・パラリンピック組織委員会)
United Kingdom(英国)
英国のデザイナー トーマス・ヘザーウィック(Thomas Heatherwick)がデザインしたロンドンオリンピックの聖火台。204の参加国を204の花びら(銅製)で表現し、ひとつの複合造形物として最新のデジタル技術と伝統的技術を駆使し製作された。204すべてのパーツに聖火が灯されると、次第に立ち上がり一本の花のような炎の塔になり、互いに競い合う参加国がひとつになっていくという、まさにロンドンオリンピック(2012)の精神を象徴的に示している。大会期間終了後、各国の名前が刻まれた花びらはそれぞれの参加国へ渡された。感動的な聖火台の動的造形は、スポーツを通じて世界が一つになるというオリンピックの精神を見事に表現している。
ブラック・ペンシル
TV & Cinema Communications/TV Promotions & Programme Junctions
Meet the Superhumans(超人たちに会う)
Channel 4(チャンネル4)
United Kingdom(英国)
チャンネル4が制作した「2012年ロンドンパラリンピック」のテレビCM。開催前の調査でパラリンピックに期待を寄せる人は全体の14%という結果を受け、パラリンピックへの関心をいかに高めるかが課題であった。チャンネル4の「互いに異なる意見・主張をそれぞれ平等に擁護する」という信条のもと、パラリンピックのプロモーションの基本コンセプトをパラ(para)の本来の意味である「並んで、並行して、平等」に置き、このプロモーションを企画した。結果、入場券は史上初めて完売し、開会式の視聴率は過去10年来最高のものとなった。審査員からは以下のように評価された。シンプルかつ素晴らしいアイデア。サウンドトラックもこの映像を盛り上げているが、このプロモーション映像には寸分たりとも同情とか憐れみの要素がないことが、競技へ参加するには健常者以上に技術が優れていなければならないということへの理解をより一層深めている。何よりタイトルの"superhumans(超人たち)"が全てを物語っている。
ブラック・ペンシル
Writing for Design/Writing for Websites & Digital Design
GOV.UK(英国政府ウェブサイト)
Her Majesty's Government(英国政府)
United Kingdom(英国)
英国キャメロン首相任命のデジタルチャンピオンであるマーサ・レイン・フォックスが発表した報告書で、現行の中央政府の何千というウェブサイトを1つのドメインに統合して合理化し、市民が本当に必要としている情報をウェブの特徴を活かした方法で提供するために、ウェブを再設計するよう勧告した。GOV.UKがそのドメイン。GOV.UK制作のために、すべての情報は、ファイルの更新履歴を管理するソフトであるgitのホスティングサービスgithub上のオープンソースを使用して少ないコストと時間で、よりシンプルで、すばやい反応をするためにリデザイン、リライトされた。審査員はこのプロジェクトに対する称賛の気持ちはとても言葉では表せないと絶賛した。特に審査員の中のひとりは「これは単なる記述といったレベルのものではなくこの活動の全体を貫く哲学そのものだ。私はコピーライターとしての20年以上の間に、このプロジェクト以上に印象的なものに出会ったとこはないと断言する」と評価している。
*デジタルチャンピオンとは・・・英国政府から独立した立場をとりながらも政府と強い連携を保ち、政府内外関連機関間活動の相乗効果を高めながらブロードバンド普及及びデジタル・インクルージョンの戦略的リーダーシップをとり、関連セクター全域に助言を行う役割が課されている。
ホワイト・ペンシル
White Pencil/White Pencil
Help! I Want to Save a Life(支援をお願いします。命を救いたいのです。)
Help Remedies,DKMS(ヘルプレメディス製薬、骨髄移植ドナー登録センター)
United States(アメリカ)
世界中で毎年65万人が白血病及び悪性リンパ腫と診断されている。多くの場合、骨髄移植だけが最後に残された希望だが骨髄ドナーは少なく、適合率も50%ぐらいしかない。骨髄ドナー登録は複雑で面倒な手続きが必要だと思われているし事実煩雑だ。そこで、我々は日常生活の些細な行動で命が救えるアイデアを考案した。それは、骨髄ドナー登録を簡単にするキットを、誰でも買うことのできる絆創膏の箱に入れるというアイデア。中には絆創膏と綿棒と返信用封筒が入っていて、怪我して絆創膏を貼る前に綿棒で血を採取してDKMSへ送ってもらうというもの。結果、骨髄ドナー登録数は3倍近く増えた。審査員のひとりは、複雑な登録手続きをこんなに簡単にしたアイデアに感服し、なぜこの最もホワイト・ペンシルにふさわしいアイデアを自分で思いつかなかったのか悔やまれるとコメントした。

2013/10/19より

 

 

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