アド・ミュージアム東京

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HOME > 展示案内 > 企画展示 >鉄のマインド ONE SHOW 2013

NYの非営利団体ワンクラブ(The One Club)が顕彰するワンショー(One Show)は、世界のクリエーティブ業界で活躍する制作者たちが選ぶ国際的なコンペティションです。その受賞作は、常に次の時代の先駆けとなるようなイノベーションに溢れています。それは、単にクリエーティブのアイデアにとどまらず、広告、デザイン、マーケティングコミュニケーションのビジネスを根本的に変革させるムーブメントといえます。
2013年のワンショーを見れば、伝統的メディア、インタラクティブなエンターテインメント、ブランドプロモーションなどの境界は、もはや消え去ったと感じます。印刷広告やTVCMもデジタルメディアでアクセスされ、FacebookやYou Tubeを通じて消費者に共有され、Twitterで消費者とブランドが会話しているのです。多くの受賞作は、コンテンツがダウンロードされてオンラインゲームとして遊ばれたり、消費者が動画に参加してアップロードされたりすることを前提に制作され、私たちに、傍観するだけでなく行動せよ、と仕掛けてくるようです。

アド・ミュージアム東京 館長
松代 隆子

アド・ミュージアム東京「One Show 2013展」にようこそお越しくださいました。 The One Clubは毎年、その年のGold Pencil、Silver Pencilをはじめとする受賞作品をご紹介してきましたが、本年も吉田秀雄記念事業財団と共に、世界各国で発表されたイノベーティブでエキサイティングな最新作をご紹介できることを光栄に思います。
本年度One Show受賞作を国別にみると、日本からはデザイン部門で13作品が受賞し、そのうち5作品がGold Pencilに輝きました。伝統的なポスターから消費者が何かを体験できるようなコンテンツまで、日本の代理店は、デザインの概念を覆すような革新的なビジュアル・コミュニケーションのリーダーであり続けています。
The One Clubは、人々を刺激し感動をもたらすベストな広告やデザインを世界各地に広めていきたいと願っており、その実現のために吉田秀雄記念事業財団と10年を超えるパートナーシップを築いてきたことを誇りに思っております。

The One Club CEO
Mary Warlick
メアリー・ウォーリック

 

ニューヨークに拠点を置くワンクラブ(The One Club)は、アメリカを代表する広告の非営利団体。1920年代に設立された2つの団体が行っていた広告賞を1974年「ひとつ(One)」に統合し、翌1975年、統一した組織で運営するためにワンクラブが設立された。
約1,000名の会員には、広告界をリードするアートディレクターやコピーライターが名を連ねており、クリエーティブの価値を高めていくことを使命に、世界3大広告賞の1つとされる「ワンショー(One Show)」、若い人材を育成するセミナーやワークショップの開催、季刊誌「ワン・マガジン(One Magazine)」の発行など、精力的な活動を展開している。
ワンショーは、毎年5月、ニューヨークで世界の一流クリエーティブ・ディレクターが審査にあたり、様々な部門の卓越した作品を顕彰する。多くの広告賞が、クリエーティブ・ディレクターなどチームへの評価を主眼としているのに対し、ワンショーはコピーライターやアートディレクターといった個人の技能に評価を与えている。受賞トロフィーは、クリエーティビティのシンボルともいえる「ペンシル(鉛筆)」。このペンシルを受賞することは、広告業界における最も輝かしい栄誉を授かったといえよう。

Official Site : http://www.oneclub.org/

 
 


One Show / Best of Show

おバカな死に方(Dumb Ways To Die)
メルボルン鉄道(Metro Trains)
マッキャン(McCann)
オーストラリア(Australia)
オーストラリア、メルボルン鉄道の事故防止安全啓発キャンペーン。
公共的な安全キャンペーンは、ああしろ、こうしろと言われるのを嫌う若い人には無視されたり、敬遠されがち。そこで、かわいいキャラクターが次々と“おバカな死に方”をしてゆくアニメーションビデオを制作。ターゲットの若者の興味を惹きつけたコンテンツは、YouTube、iTunes、さらにMTV、映画館、屋外のほか多くの駅を媒体として展開された。開始から一ヶ月でYouTubeでの再生回数が4000万回を超え、SNSでは300万回以上のシェア、世界で750以上のマスメディアで取り上げられた。また、28カ国でiTunesのヒットチャートにランクイン。結果、鉄道事故は21%減少。キャンペーンは世界中で話題を呼び、今までの公共広告にない素晴らしい表現の作品と高く評価され、この年の広告賞を総なめにした。
 
   
 


One Show Design / Best of Show

レシピース(平和のレシピ)(Recipeace)
ピースワンデイ(Peace One Day)
レオ・バーネット(Leo Burnett)
米国(United States)
世界平和の日ピース・デーによせ、食を通じて平和を訴えた米国のキャンペーン。
9月21日は国連の国際平和の日。2012年のこの日、レストランやカフェ、料理人など食の関係者を巻き込み、レシピースというムーブメントが展開された。このアイデアは、争い合う相手同士が食べ物を介して意見を交換し、相違を解消し、争いをやめようというもの。シカゴをはじめとするレストランのピースディナーや、オリジナルのオリーブオイル、テーブルクロス、卓上POPなど幅広いキャンペーンアイテムを使ったイベントを実施。さらにサイトでは歴史上の争いの解決に貢献したレシピを公開。このキャンペーンは世界中でツイートされ、ピース・デーの認知向上に貢献した。
 
   
 


One Show Interactive / Best of Show

ナイキ+ フューエルバンド(Nike+ FuelBand)
ナイキ(Nike)
R/GA / ニューヨーク(R/GA / New York)
米国(United States)
ナイキが開発した活動量を計測するスマートフィットネスバンド。
NikeFuel(ナイキフューエル)という独自の活動量単位を用いて、使用者の年齢、体重、性別にかかわらず、一日の運動量をより正確に数値化するリストバンド。表示される項目は、時間、カロリー、歩数、Fuelなど。データ通信はUSBとブルートゥースに対応。スマートフォン、タブレット端末向けアプリやナイキのウェブサイト連携して毎日の活動量を記録できる。機能性や見た目だけでなく、サービス全体を通じて優れたユーザー体験が実現されている。
 
   
     *画像をクリックすると実際の作品が見られます(OneShowサイトへのリンク)
吉田秀雄記念事業財団オフィシャルページリンク
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