資料番号:1994-193
岩谷商会
明治35年頃/104×38.5(cm)
「天狗煙草」の製造元として有名な岩谷商会のポスター。ここでは「恩賜記念」、「富士」、「日乃出」が描かれている。中央に描かれているのは鞍馬山で天狗から剣術を習ったとされる牛若丸で、ブランドのシンボルである天狗を連想させるデザインになっている。
所蔵・アド・ミュージアム東京
資料番号:1988-3242
村井兄弟商会
明治35年/75×25.5(cm)
村井兄弟商会は、主に西洋葉を使用した煙草メーカーとして有名だが、この「武徳」は、国産の純粋な銘葉を使用している。そのため、欧米のモダンなデザインを多く取り入れている村井兄弟商会のポスターの中では珍しく日本風のデザインになっている。このポスターは、同社が明治32年に設立した東洋印刷株式会社で制作された。
資料番号:1993-1115
大阪硫曹
明治38年/78×52(cm)
明治時代に入ると日本でも化学肥料が使用され始めた。このポスターでは「硫曹肥料」から豊作を連想させるデザインになっている。ヱビスや大黒、豊年踊りが描かれ、暦も入っていることから、年末年始に配られる「絵びら」に似たおめでたいデザインになっている。
資料番号:1994-194
三越呉服店
波々伯部金州(ははかべきんしゅう)・画/明治38年/92×62(cm)
この年、三越呉服店は主要新聞に掲載した全ページ広告で「デパートメントストア宣言」を大々的に行い、百貨店への移行に積極的に取り組んでいた。当時三越は元禄時代風のデザインを流行させることに力を注いでおり、このポスターでは、元禄風の着物や髪型で雰囲気を演出している。
資料番号:1992-691
日清汽船
明治末期/91.2×60.6(cm)
上部には、上海-漢口線を始めとする日清汽船の航路、中央には船の模型が配されている。これらの航路は、政府が補助金を出して指定する「命令航路」だった。日清汽船は明治40年に大阪商船等当時の主要商船会社が設立した現地企業で、昭和12年に政府系企業の東亜海運に吸収合併された。
資料番号:2005-161
近藤利兵衛商店
明治末期〜大正初期/88.5×59.5(cm)
明治14年に発売が開始された蜂印香竄(こうざん)葡萄酒のポスター。このポスターには、商標や商品が一切入っておらず、唯一、女性が手にする籠のカードに発売元の「近藤利兵衛」という名前がさりげなく入っている。上部には蜂が描かれるなど、全体的にイメージを優先したデザインになっている。