たばこカードは、19世紀中頃から欧米で流行し、日本に輸入される紙巻たばこにも入っていたことから、次第に注目されるようになった。村井兄弟商会も、製品にたばこカードを入れ始めたが、日本の印刷技術が欧米に追いつかなかったため、当初はたばこカードの制作を主に海外に依頼していた。しかし、明治32年にアメリカの印刷会社と共同で印刷会社を設立し、高度な印刷技術を用いたたばこカードを、国内で制作するようになった。
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資料名
たばこカード
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広告主
村井兄弟商会
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制作年/年代
明治後期
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サイズ
6.5 × 各3.8 (cm)
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資料番号
1986-02558 他