わが国のグラフィックデザイナーの先駆者・杉浦非水による三越呉服店のポスター。明治41年、専属の図案家として三越に入社した非水は、呉服店から百貨店への脱皮途上にある三越の新しいイメージを生み出した。このポスターはそのなかでも、非水が強く影響を受けたアールヌーボー様式を取り入れ、日本のデザイン界に新しい表現をもたらした代表作。三越呉服店のPR誌『みつこしタイムス』を読みながら休憩室でくつろぐ婦人が描かれている。
-
資料名
春の新柄陳列会
-
広告主
三越呉服店
-
制作年/年代
大正3年(1914)
-
サイズ
107.4 × 76.5 (cm)
-
資料番号
1992-03404