2016年度
D&AD 2016展 2016年12月1日(木) - 2017年1月14日(土) 1963年に創設されたロンドンに本部を置く非営利団体「D&AD(Design and Art Direction)」が主催する世界中のクリエーターが憧れる最高峰のクリエーティブ賞。 あらゆる分野のデザインを対象に、次世代を切り拓くような卓越したクリエーティブを顕彰しています。 54回目の今回は、デザインの原点をより重視する傾向がみられ、「圧倒的な基礎力」を誇る作品が数多く受賞しています。 また、授与しない年もあるほど授賞を厳選している最高賞「ブラック・ペンシル」に選ばれたのは約26,000点の応募作品のうち、わずか2作品でした。 そのうちの1つに、イヤマデザインが手掛けたカモ井加工紙の「mt expo 2015」が輝きました。 54年におよぶD&AD Awardの歴史において、日本の作品としては3度目となる快挙。このほかにも日本の応募作品621点のうち42作品が「イエロー・ペンシル」などを受賞し、日本のデザイン力を世界に証明したといっても過言ではないでしょう。さらに詳しく
第69回 広告電通賞展 2016年11月1日(火) - 11月26日(土) 昭和22(1947)年、㈱電通第4代社長に就任した吉田秀雄は、広告界の社会的・文化的向上を目指し「広告電通賞」を創設しました。以来69年を経た現在、この「広告電通賞」は、日本の総合広告賞として最も歴史のある広告賞となっております。 経済・社会のグローバル化やコミュニケーションにおけるデジタル化など、広告を取り巻く環境は近年、多様で劇的な変化を遂げました。しかし広告は「企業のコミュニケーション活動の基軸」として、ますます重要な役割を果たし続けています。 吉田秀雄は「広告は、科学であり、芸術である」という言葉を残しましたが、広告が持つ底力、未来をみちびき、希望を描きだす力をさらに発展させるよう、今後も一層の変革が問われるのではないでしょうか。 そうした観点をふまえ、今年度から「広告電通賞」は、コミュニケーション手段の多様化の動きを捉え、広告の現在と未来を映し出す賞であり続けるために「メディア広告のクリエーティブ」と「ソリューションのためのプランニング」の2つに受賞対象を大別するとともに、種目名も変更いたしました。選考委員のコメントには「社会の健全な活力を反映した質の高い作品が多くみられ、日本を意識したエモーショナルなものから、世相を反映したユニークなものまで、バラエティー豊かな元気のある作品が目立った」とあります。 今回の「第69回広告電通賞展」を通して、広告の未来や新たな可能性を、ご来館いただきましたみなさまにも、感じ取っていただければ幸いです。 さらに詳しく
TCC広告賞展2016 2016年8月4日(木) - 9月24日(土) このTCC賞は、広告のコピーに重きをおいた広告賞で、コピーライターやCMプランナーの方々を顕彰する、日本で最大の広告コピー賞です。 本年度のTCC賞審査委員長、福里真一氏は「世の中も、メディア環境も、人の心も、やたらと複雑化しているようにも見える中、広告が少し理屈っぽくなりすぎているのではないか。そこで、あえて“あんまり難しく考えすぎない”で、おっ!と思った広告を、コピーを、ズバッと選びたい」と語りました。この明快な審査方針の下、お茶の間で楽しまれ、世の中で話題になった広告作品がたくさん選出されました。 受賞作品を見てみますと「笑える」「泣ける」「驚かされる」「考えさせられる」広告が揃っており、見る人の心をグッと引き込む“言葉の力”を感じます。メッセージは「何を伝えるか」も大切ですが、「どう伝えるか」がさらに重要になってきていることがわかります。 今年の展示コンセプトは「誰にでも楽しめるTCC賞」です。ちょっと覗いてみて、難しく考えなくても楽しめる、深く味わうともっと楽しめる、そんな広告とコピーの世界を、樹木希林さん演じる“コピーの神様”と一緒に、どうぞお楽しみください。さらに詳しく
世界を幸せにする広告(GOOD Ideas for GOOD) 2016年5月17日(火) - 7月30日(土) 今回、アド・ミュージアム東京では「世界を幸せにする広告 ―GOOD Ideas for GOOD―」と題して、社会課題に取り組んでいる世界の優れた広告作品をご紹介いたしました。 いま、世界の広告コミュニケーションに新しい潮流が生まれています。「商品・サービスを売る」広告から「社会課題を解決する」広告へ。そうした潮流のなかで、「for GOOD(いいことのために)」は、21世紀の広告のキーワードとなっています。 「for GOOD」、すなわち社会のために私たちに何ができるかという、ともすれば毎日の生活に埋もれて忘れ去られがちな大事な概念を、広告が訴えはじめているのです。 多くの人を振り向かせ、世の中の問題をみんなにわかりやすく伝える。感情に訴え、強くコミットさせる。そんな広告のノウハウを注ぎ込んだグッドアイデアが、多くの人々を巻き込んでいます。今後、企業やブランドにとって、「for GOOD」はその存在価値・意義を社会に訴求し、社会と繋がる重要な施策として広がっていくであろうと私たちは確信しています。 しかし、日本ではこのような潮流が一般の人はもとより、メディアにもまだあまり認知・理解されていない現状があります。そこで、アド・ミュージアム東京では、独自企画として「for Good」を取り上げ、今回の企画展を立ち上げました。さらに詳しく
第58回 日本雑誌広告賞展 2016年3月3日(木) - 4月9日(土) 「日本雑誌広告賞」は、一般社団法人 日本雑誌広告協会が主催し、経済産業省後援のもと、雑誌広告の質的向上と、我が国の産業、経済、社会、文化の発展に寄与することを目的として昭和33(1958)年に創設されました。毎年、過去一年間の優秀な企画及び技術を示した雑誌広告作品とその広告主、制作者を表彰しており、今年で58回目を迎えます。表彰会は、毎年「雑誌広告の日」と定めた11月5日を中心に行われています。さらに詳しく
54回 JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール展 2016年3月3日(木) - 4月9日(土) 日本の有力なアドバタイザー(広告主)で構成する日本アドバタイザーズ協会は、昭和36年(1961年)からその中核事業として「消費者のためになった広告コンクール」を開催してきました。半世紀を過ぎた一昨年、近年の広告環境の激変に対応するため一年間事業を休止し、広告賞の主旨、審査方法等を刷新、名称も「JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」と改め、広告の受け手(消費者)が選ぶという原点をより強調した広告賞として、平成27年(2015年)に再開しました。 JAA広告賞は、アドバタイザー、媒体社、広告会社、広告制作会社といった広告の発信側が応募した作品を、受け手である消費者が実感に基づいて審査するという世界でも類を見ない大きな特徴を持つ総合広告賞です(経済産業省後援)。 今年度は、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、Web、屋外・交通の6部門合せて2384点の応募がありました。「好感、共感、親近感が持てる広告であるか」、「わかりやすく、納得できる広告であるか」、「オリジナリティが感じられる広告であるか」という審査基準のもと、延べ130名の消費者審査員による選考によって65作品が入賞しました。さらに詳しく
アナザー・マウンテンONE SHOW 2015 2016年1月22日(金) - 2月27日(土) 1975年に米国・ニューヨークで若手クリエーターの才能発掘と育成を目的として設立された非営利団体「ワンクラブ(The One Club for Art & Copy)」 が主催する世界三大広告賞のひとつ「ワンショー(The One Show)」の2015年の受賞作品から、上位賞と日本からの受賞作を中心にご紹介しました。 本展では、世界の動きを変える一つ一つのアイデアを世の中の景色を作る「Mountain」になぞらえました。Mountainすなわち優れたアイデアは、私たちに常にインスピレーションを与え、新たな景色や変化に気づかせてくれる巨大な存在です。 『広告を見ると、世界が見える』。高く、険しく、見たことのない景色が見える。世界の景色をつくるクリエーティブやコミュニケーションのアイデア、―“Another Mountain”ONE SHOW 2015展―をご堪能いただきました。 さらに詳しく